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遺品整理 「孤独死が起きた際の一時処理作業」

みなさんこんにちは!
リライブル遺品整理の岸野です。

 

日々日々涼しくなってきている札幌ですが、最近増加中の依頼があります。
それが「孤独死・孤立死」の特殊清掃依頼です。

 

死後翌日等に発見された場合は、まだ綺麗な状態を保てている事が多いですが、この時期に1週間~2週間が経過してしまうと現場は凄惨な状況に変わります。

今月だけでもかなりの件数のご予約がありましたが、ほぼ全てが死後1週間~1か月経過の特殊清掃案件。
1、2日程度の経過は極僅かだったように思います。

お問合せの際にもよく聞かれる点などもありますので、本日はそのようなケースの対処法・注意点などを記載したいと思います。

 


 

~孤独死・孤立死した部屋に立ち入る事は出来るのか?~

 

 

ご遺体の搬送が終わり、警察が事件性が無いかどうかなどある程度の捜査を終え、ご遺体の検視が終わり自然死・病死と判断されると室内に入室が出来るようになります。

ご遺族がいる場合、この後ご遺品の整理などを進めていく事となるのですが、まずここで良く聞かれるのが、「部屋に入っても大丈夫なのでしょうか?」という質問です。

これはYESでもありNOでもあるのですが、まずそのままなにも身に着けずに入室するのは絶対にNGです。

 

 

どうしても入室が必要な場合、可能であれば防護マスクに簡易的で構いませんので防護服(ホームセンター等で購入できます)、ビニール手袋などを装着して入室してください。靴も使い捨てが出来る物があれば望ましいのですが、無ければシューズカバーなどを装着すると良いかと思います。上の画像のように完璧に防護出来るのが理想です。

もちろん、室内の状況によりこの場での対応は変わります。

 


 

~なぜ孤独死した室内にそのまま入室出来ないのか?~

 

これは「感染症」にかかるリスクがあるから、というのが最大の要因です。
人間は様々な細胞から作られており、人が死ぬとこの細胞は次々と死んでいき、死後数時間も経てば細胞も死滅すると言われています。

 

 

問題なのはこの細胞ではなく「細菌」なのです。
細菌は生きていく栄養等があれば、人が死んでも生き続ける事が出来ますから、人の死後も増殖する事が可能です。
この細菌に感染してしまうと、「感染症」を発症してしまう可能性があるのです。

ちなみにですが、ウイルス系の感染はしないと言われています。
細菌は自己繁殖が可能ですが、ウイルスは細胞に入りこんで増殖するので、自己繁殖が出来ません。
つまり、細胞が死ねばウイルスもそのうち死滅すると言われています

 


 

~入室する為の特殊清掃~

 

 

上記のような場面で我々が行っている作業の1つがご遺族の方がお部屋で荷物整理などが出来るように処理をするお仕事です。

 

具体的には、お亡くなりになられた場所の汚染物(布団やカーペット等)を処分しフローリングやクッションフロアーに汚染がある場合、切り取り作業や洗浄作業を行います。

最終的に殺菌・消毒作業も行い、臭いもある程度軽減させてお部屋に入って頂く方法となります。

 

なにも処置をしていない状態とでは雲泥の差と言ってよいと思います。
感染のリスクも軽減出来ますし、実際お亡くなりになった場所を直接見る事も避ける事が出来ます。

いくら疎遠だったご遺族の方でも、実際に亡くなった方の部屋に入る、その場面を目撃するという事は精神的に辛い、というのはご依頼者様からよく聞くお話です。

 

また初期段階で処置をして臭いを軽減しておく事で、周囲の方への配慮にも繋がる事かと思います。

 


~最後に~

 

今回は孤独死・孤立死が起きた場合のお部屋の処置・方法についてお話させて頂きました。
私はまだ30代で、「そういった場面に実際直面する事はまだ無いだろう」と考えておりました。

しかし、実際実の父親・母親が亡くなるケースのみではなく、親戚、身内が亡くなった際に思いもよらず、「自身が後の手配、処理等をする事になった」というケースも非常に多く見受けられます。

実際起きてしまってからあまり時間をかける事は出来ません。お部屋の返却やお部屋の現状回復等、問題は様々になるのです。
事前にこういったケースに直面した場合、自身がどうすれば良いのかを把握しておくだけでも、その後の処理が楽になるのです。

 

孤立死・孤独死でお悩みの方はリライブル遺品整理に一度ご相談下さい。

 


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