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東京へ出張 その1 「一般廃棄物収集運搬業」の重要性の再認識

セミナー風景

みなさんこんにちは!
リライブル遺品整理の岸野です。

 

今回は表題にもあります通り私事ではありますが、東京へ1泊2日で出張に行ってきましたのでそちらのお話を「その1」「その2」と2回に渡ってお話させて頂きたいと思います。

 

セミナー風景

 

まず今回の「その1」ですが、初日は「一般社団法人 家財整理相談窓口」が主催のセミナーに参加したお話です。
全国の遺品整理・生前整理・特殊清掃などの業者が集い、「一般廃棄物収集運搬業」の知識向上・情報共有など。
そして我々業界でのリユース・リサイクルの重要性などのお話です。

 


 

~改めて「一般廃棄物収集運搬業」の重要性~

 

ブログで度々ご案内はしてきましたが、今回のセミナーでも「一般廃棄物収集運搬業」とはなにか、なぜ必要になるのか。
そのお話を詳しく聞く事が出来ました。

 

全国的に見ても日本の高齢化に伴い遺品整理・生前整理などの件数は年々増加の一途をたどっています。
つまりそれだけ需要のあるお仕事になってきているわけです。
私がこの業界に入った約10年前にはこんなにも業界が広がるとは思いもしませんでした。

 

今や業者の数は底なしで、悪徳業者、違法業者も数えきれないほど増えてきています。
そしてトラブルが増え続け、その規模が拡大していくことにより、ようやく今国が実態把握の為動き出してきています。

当初そこまでの業界ではなかったわけなので、当然法整備などはされておらず、縛りも緩い状態なのがこの業界の現状です。
その結果、悪徳業者、違法業者が増え続けたのです。

 

・「見積りでは20万円と言われたのに、全部終わってから追加で10万かかるといわれた」
・「無料引き取り出来ると言われて、家具や家電を運び出してもらったら、トラックに積んでから金額を請求された」
・「複数見積りして一番安い遺品整理業者に依頼し作業してもらったら、後日警察から連絡があり、作業した荷物が不法投棄されていた」

こんな事例は山ほどあります。
そして共通して言えることがあります。
それは家財道具等の廃棄に関して「一般廃棄物収集運搬業」は無視して営業している事。

つまりお金だけ稼げればよいのであって、その方法、手段は問わないという業者です。
当然そういった業者が法を守る守らないなど、気にはしないのでしょう。

 

遺品整理・生前整理に関して、環境省など管轄担当者が断言している事が1点あります。
「遺品整理・生前整理で廃棄する家財道具は一般廃棄物となり、一般廃棄物を収集、運搬する為には一般廃棄物収集運搬業許可が必要となる」

 

ゴミ焼却処理場

 

簡単に言うと、一般廃棄物収集運搬業許可がない業者は家財道具等をトラックに積み込み、処理場に運んで処理したり自社倉庫などに運搬しそこで仕分け等を行う事は出来ないという事になります。

自社トラックに積み込み、自社倉庫で仕分けをして、自社倉庫からゴミを排出するというやり方は非常に多く見られます。

ですが、上記の通り一般廃棄物収集運搬業が無い限り「違法」なのです。
では、許可を得ていない業者はどのように遺品整理・生前整理を行うのか?次にお話致します。

 


 

~一般廃棄物収集運搬業を持たずに遺品整理・生前整理を行う場合~

 

一般廃棄物収集運搬業の許可は各市町村により、取得が出来たり出来なかったりと様々です。
私の住む札幌市では民間でこの許可を取得した業者はいまだにいません。
というより取らせてもらえないと言った方が良いでしょうか。

 

「では許可を持たずに営業しているんだから違法では??」
と思われるかもしれませんが、そうではありません。

各市町村では一般家庭から出るゴミを収集する為、特定の一般廃棄物の収集業者が存在しています。
その業者さんであれば、許可を所有しているので、収集運搬が可能になるのです。

 

 

ゴミ収集車

 

つまり我々の場合であれば、その業者さんと連携し現地に収集に来てもらう事で廃棄物処理違法状態を解消しているのです。
廃棄品を処理する事は遺品整理・生前整理のうちの1つのステップであり、全てではありません。

自宅内の家財道具をまずは運び出せる状態にすること、ゴミを種類毎に分別する事、リユース・リサイクルできる物はその分別をしっかりとする事、そして家屋内から運び出す事。
ここまでの業務を我々が担っており、最後の処理に関して許可所有業者さんが行っているのです。

じゃあ許可を持った処理業者が全部やればよいのでは?と思われがちですが、実際収集業者さんは一般市民宅から排出されるゴミの収集業で精一杯だそうです。また、市町村からそういった遺品整理などを行う為に許可を頂いているわけではなく、あくまでも市民のゴミの回収の為なので、基本的にやらない、というか出来ない。という自治体が多いそうです。

その為、我々専門の業者が存在しているのです。

 


 

~最後に~

 

改めて今回廃棄物とその扱いに関してお話をさせて頂きました。
我々業者がその掟を順守していればよいかと言うとそうではない事もあります。

特に不法投棄に関しては罰則が非常に厳しくなり、不法投棄をした業者のみならず、依頼したゴミの排出者にまで被害が及ぶという事もあるそうです。
つまり業者の選定は非常に重要な事であると思っていただいた方がよいと思います。
リライブルにだけ依頼してください!という事ではなく、どの業者がなにをするかで、その後の道は変わるわけです。

私が常日頃ブログでご案内しているリユースに関しても、全てゴミにしてしまうとその意味がなくなります。
地球環境問題、各自治体のゴミ問題。色々な事に直結してしまうのです。

業界自体が変わるべきですし、ご依頼頂く皆様にも知って頂きたい問題であり、選考の基準にして頂きたい問題でもあります。
たかが遺品整理、たかが生前整理ではなく、家財を片付けるという事、処分するという事、リユースするという事はどういう事なのか。その先を是非知って頂ければ幸いです。

 


 

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