みなさんこんにちは!
リライブル遺品整理の遺品査定士岸野です。
札幌も一気に雪景色と変わりましたね。
道路もツルツルになり、私も事故車を相当見ましたので、みなさんも運転には十分ご注意ください!
また、積雪の始まりは道路も大変混雑します。
通常の倍かかるケースも多々ありますので、こちらもご注意くださいませm(__)m
さて本日は北海道ならではの民芸品、木彫りの熊や木製の工芸品買取のお話です!
~目次~
① 木彫りの熊は北海道の代表的な民芸品
② 木工製品は北海道も有名な地の1つである
③ 木製民芸品の買取の基準は
④ 最後に
① ~木彫りの熊は北海道の代表的な民芸品~
木彫りの熊といえば「北海道」と誰しも思う事でしょう。
ただそのルーツは意外にも日本ではなく、スイスだったそうです。
約100年前に木彫りの熊をスイスから北海道に持ち帰った人物がいて、その人物は木彫り細工を制作し
お土産とする事で北海道の冬の間の収入にしようと考えました。
そこから「八雲」を中心に制作が始まったと言われています。
故に八雲で制作された木彫り熊は現在での評価も高く、当時の品物は非常に高価な価格で取引がされています。
木彫りの熊と言えば鮭をくわえているイメージがありますが、初期の頃に鮭をくわえた熊はおらず
戦後になってから、旭川市を中心として鮭をくわえた木彫り熊は制作されたと言われております。
② ~木工製品は北海道も有名な地の1つである~
熊の木彫り等の民芸品もそうですが、北海道は木工製品の代表的な土地の1つでもあります。
熊の木彫りに続き旭川市では古くから家具の制作が続けられており、今や「旭川家具」として名をはせています。
元々北海道に住むアイヌ民族は森林の恵みを生活に生かしてきており、その時代から木の加工品の制作は始まっています。
有名なのは「ニポポ」ではないでしょうか。
ニポポとはアイヌの神様が原型で「小さな木の人形」という意味があり、お守りとして制作されていたようです。
今や網走市の有名な工芸品となっていますが、このルーツはアイヌ民族にあるのです。
また、広大な大地で自然豊かな北海道は原料となる「木」が豊富に採れる事という事も要因の1つなのでしょう。
③ ~木製民芸品の買取基準は~
次に買取の基準ですが、現在でもお土産等で生産されている物は数多くありますので、これらに関しては
高価な物でない限り買取は難しいでしょう。
大型品に関しては基本高値になりますから、買取が出来る可能性は高くなります。
こちらは今回買取させて頂いた内の1点ですが、こういった珍しいタイプの品物も買取が期待できます。
北海道で制作された「立体パズル」と呼ばれる品物で、今でいう知育玩具にあたる物でしょうか。
通常の木の彫り物と違い手間が掛けられた品物ですので、金額にも差が出てくるといったところです。
また、滅多に出る代物ではありませんが、最初にお話した八雲町の古い職人さん(有名な方)が制作した
熊の木彫りに関しては非常に高値での買取が期待できます。
現在の相場でも数万円~数十万円という価格がついていますので、かなりのレア品と言ってよいでしょう。
ただし!10年以上この世界にいる私も数回しか目にした事はありませんので、なかなか無いと思います…(笑)
鮭をくわえた熊は基本お土産品が多いので、鮭をくわえていない熊には要注意です!
④ ~最後に~
今回は北海道の木製民芸品の買取のお話でしたが、いかがでしたでしょうか。
こういった地域に根付いた民芸品・工芸品も中古の世界では人気な品物の1つであります。
特に古い時代の物は数が残っていませんので、中には博物館級の品物もある事でしょう。
今はこぞって欲しがる人が多い古い時代の品物も、受け継がれてきている(リユースされている)からこそ
現在に残りうる物となっています。
そういった品物が続々と廃棄されていっている現状も確かなのです。
我々の世代が次に繋げなけれなりませんよね。
リユースも古くから続く日本の文化なのです。
むしろ物を大切に扱うという日本人特有の事とも言えるでしょうか。
安価な製品が台頭し使い捨てるという時代に変化はしてきていますが、良い物をしっかりと見極め、
次に繋げるという事は心に残しておきたい事ですね。
ご希望が御座いましたら、リユース品査定歴10年を越す遺品査定士の私(岸野)がお伺いさせて頂きます。
札幌市近郊(江別市、岩見沢市、石狩市、小樽市、北広島市、恵庭市、千歳市など道央圏)はお見積りは無料です。
遺品整理、生前整理など清掃や消臭を伴う家財整理全般に関わることでお悩みの方は気兼ねなく下記までご連絡ください。
社名に掲げる信頼される(Reliable)企業を目指す!
リライブル株式会社
この記事へのコメントはありません。