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遺品整理士に必要な誠実さ

遺品整理専門店 リライブル株式会社の久保田です。

西日本を中心に平成最悪の豪雨被害が出ております。
死者・行方不明者合わせて200名以上に上るということで、ニュース等での現地の様子から被害の甚大さが伝わってきます。
「もし自分が被災地にいたら?」・・・
・大切な家族や友人の安否が分からない
・連絡手段がない
・移動手段がない
・水が使えない
・電気が使えない
・家の中の物が使えない
「これからどうしていけばいいか分からない」という方も多いと思います。
漠然とした想像ではなく、被災した方達の現状をより細かくイメージしながら現地の状況を理解し、自分にできることをしていきたいと思います。

地域ごとに変わる分別・廃棄方法

家財整理業者側の知識を知っておくことで、いつか皆さんが業者選びで悩まれた際の助けになることもあると考えているので、整理業者ならではの知識・経験を書いていきたいと思います。

札幌市を中心に全道各地で家財整理等を行わせていただいている私達ですが、北海道内であっても市区町村が変わるだけで仕分けや分別方法、廃棄業者との連携の仕方は大きく変わってきます。

・廃棄品を段ボールでまとめても良い地域
・ゴミ袋でなければ収集してくれない地域
・分別品目が2つだけの地域
・分別品目が8種類以上ある地域等々。

↑では分別方法の違い、梱包方法の違いについて例を挙げましたが、上記のように道内だけでも市区町村の数だけ異なるので、全国をみたときには北海道にはないルールも沢山あると思います。

北海道は本州の方に比べて道路が広かったり、土地が広かったりと、廃棄品等の搬出スペースは比較的多いイメージがあります。

ですが、北海道の冬期間は皆さんもご存知の通り地域によっては-30度を下回るほどの極寒地域もあり、雪も大量に降ります。

たった一晩で腰の高さに達するほどの積雪がある時もあるので、家財整理当日に現地へ伺うと「除雪をしなければ室内に入れない!(家財整理を行えない)」というようなことも珍しくありません。

↓の写真は同じ日に30分ほど移動してそれぞれの場所で撮影したものですが、この差に驚きます。
↓ 30分ほど車を走らせると・・・

同じ地域でもこれだけ天候の変化が激しいので「天気予報」をチェックしていても予想外のことが起きやすいです。
(通行止めや渋滞等もあり、作業当日に依頼者様に鍵を開けていただく予定だったが、依頼者様が現地へ来れなくなってしまった等々・・・)

一般廃棄物収集運搬許可業者は市区町村ごとに変わります

弊社で運営しているブログ「リライブル株式会社」「特殊清掃.ASIA」「リライブルの遺品整理」でも正しい廃棄方法については繰り返し説明させていただいておりますが、札幌市内での家財整理で出た廃棄品については”札幌市環境事業公社”さんにて収集・運搬していただくことが義務づけられております。

すぐ隣の江別市になると先ほどの”札幌市環境事業公社”さんとはまた別の業者(江別市で許可を出している業者)さんでなければ収集・運搬が行えなくなってしまいます。
地域ごとの一般廃棄物収集運搬許可が必要になります。

上記の許可を持たない業者さんが、家財整理(ご遺品の整理・引っ越しに伴う不用品の廃棄)で出た廃棄品を自社トラックへ積み込んで廃棄場へ運ぶ場合には、依頼者様(廃棄品の排出者)に同乗していただく方法以外は基本的に違法です!

このような知識を持つと、札幌市内でトラックパック等で不用品回収を行う違法業者さんの多さに驚くと思います苦笑

少し前まではこのような”廃棄に関する決まり”自体を知らない業者さん(知らないでやっていた)も多かったそうですが、最近ではそのことを理解した上で見積もりの際には依頼者様に「一般廃棄物として正しく廃棄します!」と説明しておきながらトラックパックを行ってしまう業者さんもいるそうです。

最後に・・・

家財整理を行う上では誠実さが大切です。

「ご依頼者様の為に真心を込めて・・・」という業者さんでも、やっていることが違法でさらにご依頼者様にウソをついてしまうような業者さんを誠実とは呼べないと考えております。

ご依頼者様の立場からすれば他人にあたるような私達(業者)がお宅へお邪魔して整理作業等をさせていただき、場合によってはご自宅の鍵をお預かりすることもある仕事です。

家財整理の際には必ずと言っていいほど現金や貴重品が発見されます。

弊社では、家財整理中に出てきた現金や貴重品等は一か所にまとめてご依頼者様に返す 又は 必要に合わせて買取を行う・・・という方法をとっているのですが、例えば整理作業中のスタッフのポケットから何か貴重品や現金が出てきたとします。

「あとでまとめて返す為にポケットに入れておきました」と言ってもそのスタッフは即刻解雇!というのが社長の考えです

それはそうですよね。

分けておく必要はあってもポケットに入れる必要はどこにもありません。

「だからリライブルは信用できます!」と言っているようでお恥ずかしいですが、最終的に業者の”誠実さ”信頼・信用できるかを判断するのはご依頼者様です。

正しい廃棄方法 = 誠実な業者とは必ずしも限りませんが、このような知識から消去法で考えていくと悪徳業者にあたるリスクを減らせると思います。

札幌市近郊(江別市、岩見沢市、石狩市、小樽市、北広島市、恵庭市、千歳市など道央圏)はお見積りは無料です。
お悩みの方は気兼ねなく下記までご連絡下さい。

社名に掲げる信頼される(Reliable)企業を目指す!
リライブル株式会社
0120-669-920

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