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遺品査定士が伝える「買取・リユースの裏話」

 

みなさんこんにちは!
リライブル遺品整理の岸野です。

 

買取・リユースのお話をこれまでに色々とさせて頂いていますが、今日はちょっとした裏話を!
というのも、遺品整理で買取・リユースご希望のお話は大変多いのですが、中には買取自体が難しいケースも出てきます。
それはなぜなのか?今回のブログを読んで頂ければ買取・リユースのちょっとした中身が分かるかと思います。

 


~もくじ~

・使えるのになぜ買取出来ない物が出てくるのか?

・買取金額はどうやって決めるのか?

・買取した品物が次の方に渡る(売れる)まで


~使えるのになぜ買取出来ない物が出てくるのか?~

 

度々お客様から言われる事があるのがこの問題です。使えるのに」「綺麗なのに」「買ってからまだそんなに経ってないのに」「購入時100万円もしたのに買取出来ないのはおかしい」と色々な声があります。

この問題は次の買取金額の算出の仕方にも影響してくる問題なのですが、買取出来ない理由はズバリ「需要」です。
リユースというのは、リサイクル、リデュースと違いそのままの形で次に使いたいと思う方に引き継ぐ事を意味します。
つまりいくら原型を留めていて、綺麗で、買ったばかりでも次に使いたいという需要が無ければリユースは難しくなるのです。

 

ですが、ここでのお話は100%ではありませんので、その点はご理解下さい。
欲しい人が0という訳ではなく、欲しい人が限りなく少ないという事を意味します。

 

簡単な例を挙げますが、こちらは「婚礼タンス」でよく買取が出来ないか聞かれる品物の1つです。
少し前の時代では花嫁タンスとも呼ばれ、非常に高価で需要があった品物です。

「当時100万円前後で購入しているし、10万ぐらいにはなるのではないか?」ときかれた事もありましたが、私は査定の際丁重にお断りさせて頂く品物の1つです。
なぜなら、今の時代では「需要」がほぼ無いからです。最近の住宅はコンパクトな家が多く、マンションもクローゼットがついていたりで、ここまで大型のタンスを置く理由が無くなっているからです。その結果査定額は「0円、買取不可」となります。

 

このようにいくら高価であっても、いくら綺麗であっても買取が出来る、出来ないは次に欲しい人がいるか(すぐに買ってもらえる品物か)どうかで決まります。


~買取金額はどうやって決めるのか?~

 

1つ目の話題の「需要」がこの買取金額にも関わってきます。
買取金額の決め方はもちろんその品物の相場を参考にしますが、あとはその品物がどのくらい需要があるかどうかを見極めます。
品物により変わってきますが、基本的には売値の1~3割程度が買取金額になるといわれています。
(この理由は次の話題でお話します)これは大手のリサイクルショップさんでも同様です。

相場が1万程度の品物だとします。あとはその品物が売りに出せばすぐに売れる売れ筋の品物なのか、それとも需要は少なく売れるまでに時間がかかってしまう品物かどうか。

前者の場合、2~3,000円程度の買取額でも問題無いと思います。品物によっては4~6000円程度まで買取金が上がる品物もあるでしょう。
問題は後者の場合です。売れるまでに時間がかかってしまうという事はそれだけ手間がかかるという事です。いくら相場が同じ1万円の品物だとしても、すぐに売れる手間のかからない物と売れるまでに時間がかかり手間がかかる品物の買取額が同じとはならないのです。これも品物によりますが、後者の場合は売値が1万円の物でも買取は500円や1,000円程度になる可能性が高いです。


~買取した品物が次の方に渡る(売れる)まで~

 

最後にこちらの話題ですが、2番目の話題の「買取額は売値の1~3割程度」の理由がここにあります。

買取をした品物は当然売る事になるのですが、売るまでには当然プロセスが発生します。
①品物のチェック
②品物の清掃
③品物の値付け・陳列
④売却

ざっとこんな感じでしょう。簡潔に言うと売れるまでには色々と手間・時間がかかっているという事です。
1万円で売れる物を1000円で買い取ったら9,000円丸儲け。と思われがちですが、これは誤りです。

買取の際の手間、チェックの手間、清掃の手間、値付け・陳列の手間。人が関わる事だけでこんなにあるんです。
つまり人件費を売値から捻出しなければなりません。
そして、店舗で販売する場合は家賃・光熱費なども売値から捻出しなければならないのです。買い取った品物を店頭に展示しておくだけでもそのスペース分家賃はかかっているんですね。売れるまでに数か月や半年かかってしまえば、それだけ家賃がかかるという事です。つまり2個目の話題の需要が少なく売れるまでに時間がかかる品物の買取金額が落ちる要因はここにもあります。更に企業としてリユース事業を行っている場合は当然企業の利益も売値から捻出しなければなりませんね。

こう考えると買取金額が妥当になってくるのです。例外は勿論あり、すぐに換金が可能な貴金属や時計・宝石類は買取金額が売値の5~8割程度になったり、冬目前でストーブが飛ぶように売れる時期であれば、ストーブの買取金額が通常の1~3割から3~5割に上がったりと、時期、需要など色々な要因で変化はあります。


~最後に~

リユースのちょっとした裏話をお話させて頂きましたが、買取をさせて頂く場合は買い手の我々と売り手のお客様の同意があって初めて成り立つ事です。金額面で疑問があったり、理由が知りたいという方は是非お尋ねください。
買取金額にも理由が存在します。売り手側のお客様にとっても納得した上で品物を手放す、次の方に使って頂くという選択を取って頂きたいのが我々の本音です。
遺品整理で買取・リユースご希望の方は是非一度ご相談くださいませ。


 

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